大根の葉は目に優しい!食事に取り入れて元気な目を

大根、おでんなどで食べる白くて丸い胴体の部分は、色から想像出来るように淡色野菜です。それに対し、グリーンの元気な葉が生い茂る緑色の部分は、なんと緑黄色野菜なのです!

一つの野菜なのにふたつの顔を持っているのですね。

この大根の緑色の葉の部分は、ビタミンCがとても豊富。そしてビタミンAになる前の状態の前駆体、βカロテンもたくさん含まれています。

ビタミンAをもっと知ろう

さて、ビタミンAと言われても、大切な栄養素であることは分かるけれど、どのように身体に良いのかまでわかる人はそれほど多くないのではないでしょうか。

ビタミンAは目にとても優しい栄養素なのです。というのも、ビタミンには水溶性のビタミンと脂溶性のビタミンがあるのですが、ビタミンAは脂溶性ビタミン。脂溶性ビタミンは目と密接な関係があるのですよ。

明るさ、暗さといった明度を感じ取る目の網膜には、ロドプシンという物質が含まれています。このロドプシンは光を受け取る役割を果たしているのです。ロドプシンが受けた光が脳に伝わり、私達は「見た」と初めて感じる事が出来るのです。そしてビタミンAはこのロドプシンを構成している大切な要素なのです。

ドライアイの人が最近増えていますが、ドライアイというのは角膜が傷ついてしまう事が原因です。ただ乾いているだけではないのですよ。驚きましたか?そして暗い場所でモノが見えない、見えにくくなる夜盲症とい症状、これらの目の不調はどちらもビタミンAが不足した事がげんいんであると言われているのです。

ビタミンAがどれだけ目の健康に必要か、お分かりいただけたでしょうか。健やかな目の状態を保つためにも、日々ビタミンAを意識して食べるようにすることが大切ですね。

ビタミンCをもっと知ろう

さて、ビタミンCは多くの野菜や果物に含まれる栄養素ですが、大根にもしっかり含まれています。

ビタミンCも老眼を予防したり、白内障を予防する事に役立つ、ありがたいビタミンです。そしてアンチエイジングのビタミン、若返りのビタミンでもあります。

目だけではなく、健康や美容にも強い力を発揮してくれるありがたい存在なのです。

ビタミンCは脂溶性ビタミンであったビタミンAと異なり、水溶性のビタミンです。そして非常に強い抗酸化物質であり、目の水晶体にたくさん含まれているのですよ。ビタミンCは水晶体の中で、透明度を維持する働きをするため、白内障を予防する効果があると言われているのです。そのほかにも、水晶体が硬くなってしまう事を予防し、老眼の発生も遅くする事が出来ると言われています。

という素晴らしいビタミンCの話を聞くと、沢山とりたくなりますよね。

ところが一つ、気を付けなればいけない事が。ビタミンCは多くのストレスにさらされると、体内からどんどん消費されてしまうのです。というのも、ビタミンCにはストレスを和らげてくれるコラーゲンを作るのを助ける働きをするからなのです。他にも、抵抗力を強くする働きもしています。

私達の健康のためにビタミンCは身体の中で大活躍をしているのですね。

効果的に食事に取り入れる!

ビタミンAもビタミンCも上手に食事に取り入れるようにして、目の健康を日々保てるようにしたいところです。さてどのような食材に含まれ、どのように食事に取り入れれば良いのでしょうか。

ビタミンAは油を使って調理をし、油と一緒になる事で身体の中で効果的に吸収されます。ビタミンAが多く含まれる食材はレバー、うなぎなどのほかに、緑黄色野菜にもたくさん含まれています。油と一緒に接種すると効率よく吸収されますので、油で炒めると良いでしょう。もし生野菜として食べたいのであれば、マヨネーズをかけたり、オイルを使ったドレッシングをかけると良いですね。

そしてビタミンCはピーマンやブロッコリーなどの野菜のほかに、いちご、キウイといった果物にも沢山ふくまれています。

意外なところでは、豆や芋もビタミンCが豊富なのですよ。

ビタミンCは水溶性のビタミンであるため、茹でるとビタミンが解けてしまうという欠点があります。というわけで、おすすめしたい調理方法は蒸す事です。スチームケースを使って蒸しあげたり、もちろんせいろで蒸しても風情があっておいしいですね。蒸す事でビタミンCが失われるのを少なくする事が出来ます。

また煮た場合にも、ビタミンCは煮汁に溶け込んでいますから、スープまで飲んでしまえば栄養をしっかり取る事が出来ます。スープまで飲むためには薄い味付けにしておいた方が良いですね。

 

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