アスタキサンチンが白内障に効く訳
白内障は、80代になると100%の確率で誰もがかかる病気です。
ですが、白内障に効果のある成分を食事やサプリメントで摂取することで予防することができます。
白内障に効果のある成分の一つとしてアスタキサンチンが、ありますが、なぜ効果があるか知っていますか?
アスタキサンチンは天然の色素
アスタキサンチンは、カニやエビの甲羅などに多く含まれていることで知られています。
アスタキサンチンを筋肉に蓄積しているために身がピンク色の鮭は、産卵時に川を上る際に膨大な量の活性酸素が体内で発生しますが、アスタキサンチンが活性酸素を除去していることが分かっています。
また、鮭の卵の色が赤いのは、アスタキサンチンの色素で、卵を紫外線の影響などから防ぐためと言われています。
アスタキサンチンで眼精疲労が治った
水晶体の厚みを調節する際に、毛様体筋という筋肉を使ってピントを合わせていますが、目を酷使すると目のかすみ・目の奥が重たい・肩凝り・頭痛などといった眼精疲労の症状が起きます。
アスタキサンチンは、血液網膜関門という網膜色素上皮層にある目の網膜を防御するフィルターの様なシステムを通過することができる数少ない成分の一つです。
網膜は、視神経から脳中枢へと信号を送る重要な場所ですが、血液網膜関門は、ビタミンは通ることができません。
物を見る時は、脳と目が上手く連動していなければいけませんが、脳や目といった繊細な場所には、厳重なフィルターがあるので、アスタキサンチン・ルテイン・ゼアキサンチンといった通過可能な成分を摂取しなければ意味がないのです。
白内障にも効くの?
白内障は、水晶体にタンパク質が溜って白く濁る病気で、患者の7割が加齢によって引き起こされています。
白内障は、気が付きにくい病気なので、普段から目をケアしてあげることで発症を遅らせることが大切です。
何故、水晶体にタンパク質が溜ってしまうのかというと、活性酸素が多くなり過ぎて水晶体に存在しているタンパク質が酸化してしまうことが原因なのです。
ですから、活性酸素を除去してくれるアスタキサンチンのパワーで、水晶体の酸化を防ぐことで、白内障の予防や進行を食い止めることができるんです。
アスタキサンチンってどのくらい摂取すればいいの?
アスタキサンチンが多く含まれている食品は、紅鮭、いくら、エビ、カニなどがあります。
アスタキサンチンの一日摂取量目安は、2mg~6mgとされています。
疲れている時などは、少し多めに摂りたいものですが、鮭だと切り身1切れくらいですが、エビだと7匹から10匹も食べなくてはアスタキサンチンを補給することができません。
サプリメントで効率よくアスタキサンチンを摂取する場合は、ルテインやアントシアニンなども配合されたサプリメントを選ぶと良いでしょう。
飲むタイミングですが、飲んでから約6時間後に効果が発揮されると言われていますので、目を酷使している方は目が疲れる頃合いを逆算して飲むと良いでしょう。
アスタキサンチンは、飲んでから72時間後以降から効果が消失し、体内に蓄積されないため、副作用の心配がないことも確認されています。
アスタキサンチンのマルチパワー
アスタキサンチンは、美肌にも効果があります。特に、紫外線のダメージを受けた肌や、シミ・シワ・肌荒れなどにも有効です。
それからアスタキサンチンは、疲労回復にも効果があるので、運動後に摂取すると疲労が残りません。
また、自律神経のバランスを整えたり、新陳代謝の良い体質に改善し、痩せや安くなったり、生活習慣病を予防・改善する効果などがあります。
白内障を予防しつつ、アンチエイジング効果も同時に期待できるのは嬉しいですね。